オンワード樫山閉店の真相と現在|評判・業績からセール情報まで徹底解説
1927年の創業以来、日本の百貨店アパレル文化を牽引してきた「オンワード樫山」。長年にわたり「23区」「組曲」「自由区」といった王道ブランドで圧倒的な支持を集めてきましたが、ここ数年で相次いだ店舗閉店やブランド再編のニュースに「一体何が起きているのか」「経営は大丈夫なのか」と不安を抱いた方も少なくないはずです。
かつて全国の百貨店で一時代を築いたアパレル巨人は、現在どのような変革を遂げ、どのような立ち位置にあるのでしょうか。本稿では、公開された公式決算データや現場取材、消費者のリアルな口コミをもとに、大量閉店の深層理由から最新の業績動向、公式通販「オンワード・クローゼット」や人気のファミリーセール事情、気になる年収・採用動向まで余すところなく徹底解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:相次ぐ閉店は経営破綻ではなく、百貨店依存からEC・OMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗への計画的シフトが主因。
- 要点2:「23区」「組曲」「自由区」の主力強化に加え、オーダースーツ「KASHIYAMA」や機能性日常着「UNFILO」など新機軸が成長を牽引。
- 要点3:固定費削減とデジタルシフトが結実し、オンワードホールディングスの業績は大幅な黒字回復・増配基調へと転換している。
【閉店の真相】なぜ店舗撤退が続いたのか?構造改革の裏側と業績動向
全国の百貨店フロアを歩くなかで、「いつも利用していたオンワード樫山のショップがなくなっていた」という経験をした読者は多いでしょう。ネット上では「撤退ラッシュ」「経営危機か」といった憶測も飛び交いましたが、その実態は収益構造の抜本的改革に向けた戦略的スクラップ&ビルドにあります。
かつてのオンワード樫山は、全国の百貨店に数千店舗規模を展開し、売上を最大化するモデルを採用していました。しかし、消費者の購買行動がオンラインへ急速に移行したこと、さらに地方百貨店の閉店が相次いだことで、高コストな不採算店舗の維持がグループ全体の利益を圧迫する構造に陥っていたのです。
同社は2019年から2022年にかけて、国内外で累計千数百店舗におよぶ不採算売り場の大規模閉鎖を断行しました。痛みを伴う大手術ではあったものの、この固定費削減によって損益分岐点は劇的に低下。公式発表資料および直近の連結決算データを精査すると、オンワードホールディングスの業績はV字回復を達成しており、営業利益率の改善とともに強固な財務体質を取り戻しています。

【ブランド一覧と現在の主力】23区・組曲・自由区から新機軸まで徹底整理
オンワード樫山の強みは、時代ごとのライフスタイルに寄り添った確固たるブランドポートフォリオにあります。創業以来培われた確かな仕立て技術と上質な素材選びは、現在もコアなファンを惹きつけて離しません。
現在展開されている主要ブランドのポジショニングは以下の通りです。
- 23区(ニジュウサンク):オンワードを代表する基幹ブランド。シンプルで上質なフレンチトラッドをベースに、30代から50代まで幅広い働く女性に支持される大人のリアルクローズ。
- 自由区(ジユウク):自然体で輝く40代〜50代以降の大人の女性に向けた、上質感と快適な着心地を両立したエレガンスカジュアル。
- 組曲(KUMIKYOKU):上品で可愛らしさを忘れないフレンチカジュアル。オフィスカジュアルからセレモニーまで対応。
- ICB(アイシービー):シャープで洗練されたモダンなキャリアスタイルを提案する、都会派コンテンポラリーブランド。
- UNFILO(アンフィーロ):「動く、すべての人に、機能美を。」を掲げ、高機能・高コスパを追求して急成長中の新世代デイリーウェア。
- KASHIYAMA(カシヤマ):最先端のスマートオーダーシステムを採用し、1着3万円台から本格オーダースーツが作れるD2C型カスタムテーラーブランド。
- グローバルブランド群:英国の洗練を宿す「JOSEPH(ジョセフ)」や、アメリカントラディショナルの真髄「J.PRESS(J.プレス)」など。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアルな評判
ネット上のコミュニティ(SNS、知恵袋、レビューサイト)に寄せられたオンワード製品に対するリアルな評価を分析すると、品質に対する厚い信頼と、現代的な価格感に対するシビアな視線が浮かび上がってきます。
ポジティブな評価として最も多いのは、「生地の耐久性と仕立ての良さ」です。「23区のウールコートやトレンチは5年以上着ても型崩れしない」「組曲のワンピースはシルエットが綺麗で洗濯してもヘタらない」といった、品質至上主義のモノづくりに対する満足度は極めて高水準を維持しています。
一方でネガティブ・慎重な声としては、「定価がファストファッションに比べて高価」「百貨店の店舗が減って試着しにくくなった」という意見が散見されます。この課題に対し、同社が打ち出した解決策が公式ECサイト「オンワード・クローゼット(ONWARD CROSSET)」と実店舗を繋ぐ「クリック&トライ(お取り寄せ試着サービス)」です。ネットで気になったアイテムを近くのリアル店舗「ONWARD CROSSET SELECT」に取り寄せ、実際に試着してから購入可否を決められる仕組みが好評を博しています。
また、毎年開催される「オンワード樫山 ファミリーセール」(東京芝浦、大阪、名古屋、WEB会場など)は、高品質なアイテムが30%〜70%OFFで購入できることから、毎シーズン入場予約が争奪戦になるほどの熱狂的な人気を保ち続けています。

【データ比較】オンワード主要ブランドの特徴・価格帯・ターゲット分析
購入を検討する際、どのブランドが自分の年代や目的に合致しているのか迷う方も多いでしょう。主要ラインの特徴を一覧表で比較・整理しました。
| ブランド名 | 主要ターゲット層 | 中心価格帯(トップス/アウター) | 編集部の見解・おすすめ利用シーン |
|---|---|---|---|
| 23区 | 30代〜50代・働く女性 | 1.5万〜3万円 / 4万〜8万円 | オフィスカジュアルの決定版。流行に左右されない上質ベーシック。 |
| 組曲 | 20代後半〜40代 | 1万〜2.5万円 / 3万〜6万円 | フェミニンな通勤服や学校行事、セレモニーシーンに最適。 |
| 自由区 | 40代〜60代・大人の女性 | 1.8万〜3.5万円 / 5万〜9万円 | 体型を美しくカバーしつつ、ラグジュアリーな日常着を求める層へ。 |
| UNFILO | 20代〜50代・全世代 | 0.5万〜1.2万円 / 1.5万〜3万円 | 撥水・ストレッチなど高機能。日常使いや在宅ワークに抜群のコスパ。 |
| KASHIYAMA | ビジネスパーソン全般 | スーツ1着 3.3万円〜(既製品同等) | 最短1週間納期のカスタムスーツ。就活から役員クラスまで対応。 |
【年収・採用・株価配当】ビジネス面から見るオンワード樫山の企業体力
就職・転職市場や株式投資の観点からも、オンワード樫山および親会社オンワードホールディングスへの注目度は高まっています。
■ 平均年収と採用動向
有価証券報告書の公表データによると、持株会社であるオンワードホールディングスの平均年間給与は約600万〜750万円前後(平均年齢40代半ば)。事業会社であるオンワード樫山の総合職やデザイナー、パタンナー、店長クラスの年収は450万〜650万円水準がボリュームゾーンとなっています。新卒・中途採用においては、デジタルマーケティングやEC運営、OMO店舗開発に携わるIT・デジタル人材の積極採用が進んでいます。
■ 株価と配当方針
構造改革の完了に伴い、グループのフリーキャッシュフローは大幅に改善。株主還元に対する姿勢も積極化しており、安定配当の維持と業績連動型の増配が実施されています。アパレルセクターの中では、強固なブランド力とEC比率の向上による利益体質への転換が高く評価されています。

【プロの結論】オンワード製品を選ぶべき人・慎重になるべき人の判断基準
日本人の体型を知り尽くしたパターンメイキングと、老舗ならではの厳選素材はアパレル業界屈指の完成度を誇ります。しかし、ライフスタイルや価値観によって向き不向きは明確に分かれます。
オンワード樫山を強くおすすめできる人
- 「1着を長く大切に着たい」本物志向の人:縫製や裏地の始末が極めて丁寧なため、ワンシーズンで終わらず数年にわたって愛用できます。
- ビジネスやセレモニーで失敗したくない人:PTA行事、卒業式・入学式、重要な商談など、品格と清潔感が求められる公の場において圧倒的な安心感があります。
- 体型にジャストフィットする服を探している人:「23区」をはじめとする豊富なサイズ展開(小さいサイズ・大きいサイズ)や、「KASHIYAMA」のオーダーシステムが大きな強みとなります。
購入に慎重になるべき人
- ワンシーズン限りの最先端トレンドを安価に追いたい人:ファストファッションと比較すると価格設定が高いため、トレンドの消費スピードが早い方にはコストパフォーマンスを感じにくい場合があります。
- 完全なカジュアル・ストリートファッションを求める人:オンワードの根幹はトラディショナル&エレガンスにあるため、エッジの効いた極端なモード系やストリート系を探している場合は他社ブランドが適しています。
【オンワード樫山】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:オンワード樫山が大量閉店したと聞きましたが、ブランド自体がなくなったのですか?
A1:ブランドが消滅したわけではありません。「23区」「組曲」「自由区」などの主要ブランドは現在も健在です。百貨店内の重複店舗や不採算売り場を整理し、公式ECサイト「オンワード・クローゼット」やOMO複合型ショップ「ONWARD CROSSET SELECT」へと販売チャネルを集約・最適化した結果です。
Q2:オンワードのファミリーセールに入るにはどうすればいいですか?
A2:公式通販サイト「オンワード・クローゼット」の会員登録を行うか、既存会員からの招待を受けることでWeb招待状(入場チケット)を取得できます。近年は公式アプリからの事前予約制が主流となっており、スマホ一つでスムーズに入場可能です。
Q3:オーダースーツ「KASHIYAMA」は初心者でも注文しやすいですか?
A3:非常に注文しやすい設計になっています。全国の店舗で専任スタイルガイドが採寸を行い、3万円台から好みの生地・ディテールを選んでオーダーできます。2着目以降はオンライン上でサイズデータを引き継いで手軽に追加注文できる点も大きな魅力です。
まとめ:百貨店アパレルからOMOの旗手へ変貌を遂げたオンワード樫山の今
「店舗の閉店」という表面的な事象だけを捉えると後退に見えた動きも、その実態はデジタル時代に適応するための戦略的な大転換でした。不採算売り場を整理し、ECとリアル店舗の利便性を高度に融合させた現在のオンワード樫山は、以前にも増して筋肉質で持続可能な企業へと進化を遂げています。
流行に流されない確かな仕立てと、着る人の品格を引き立てるモノづくりの本質は今も変わりません。オフィスカジュアルの新調やセレモニースーツ選び、あるいは日常を彩る高機能ウェアを探しているなら、ぜひ新しく生まれ変わったオンワードのサービスを体感してみてください。 (出典: オン ワード 樫山(Yahoo!ニュース))